「だまし漢字」とは
              一見して自分が思い込んだ漢字に見えるが、よく見ると、もう一つの別の違う漢字に見える文字のトリックアート、漢字のだまし絵です。
              
              
                     例えば、下の画像の漢字は、ぱっと見た時、どんな漢字に見えますか?
              
              
              
              「愛」に見えた人もいれば、「憎」に見えた人もいると思います。
              
              
              
              初めに、どの部分を漢字の偏(へん)や旁(つくり)として認識するかによって
              見える漢字が違って見えてしまうのです。
              
              筆文字は、人によって筆跡は違っても、他人はその字を理解できます。
              
              それは、基本的な漢字のパーツを認識できれば、脳が自分が知っている一つの漢字として認識するからです。
              
              しかし、その認識したことは思い込みでしかない場合があります。
              
              「うさぎとアヒル」のトリックアートなどで有名な、いわゆる”錯視”という現象をご存知でしょうか。
              
              錯視は、脳が自分に都合よく処理するために起こる勘違い現象です。
              
              ”錯視”は、漢字や文字に限らず、絵や映像など、目から入ってくる情報すべてに起こる可能性があります。
              
              
              
              
              
              「だまし漢字」は、元の漢字を変形させて他の漢字に見えるように作っているという性質上、
              一見してちょっと崩れている字体に見えます。
              
まあ、字を書いて人に読んでもらった時に、「これ、どっちの字かわかんないよ」と
              言われるような、下手な読みにくい漢字を作品にしてしまったとういことです。^^;
              
              いとうさとしが作る「だまし漢字」は、何らかの関係のある漢字をペアに選定して作っていますので、
              2つの漢字の関係に気づいた時、ぱっと見た時と違う漢字に見えてきた時の、
              ちょっとした驚きと感動を味わえると思います。
              
              
              
              それでは、「だまし漢字」の作品を楽しんでください。
              
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